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【動画】バンジャルマシン市市長インタビュー公開

更新日:2023年6月20日

2023年3月14日(火) MOUの締結後、バンジャルマシン市市長イブヌ・シナ・パンデリ様に、今回の偕行会グループへの訪問や、偕行会グループとの今後の協力関係についてインタビューのお時間を頂きました。動画は全てインドネシア語となっておりますが、日本語訳を併せて掲載致します。是非ご覧下さい。



1. 偕行会グループは国際交流に積極的に取り組んでおりますが、市長が偕行会グループを訪問された際に印象に残ったことはございますか?


まず、バンジャルマシン市州政府を代表して、南カリマンタン州バンジャルマシンの特定技能候補者が日本で働く機会を提供してくださった偕行会グループにお礼を申し上げます。


偕行会は医療においてプロフェッショナルであり、バンジャルマシンとはお互いを必要としており相互共生の関係となります。

この度の往訪で偕行会の施設を見学させていただきましたが、その中のひとつである城西病院の認知症施設(GHじょうさい)が特に印象に残りました。


患者様の対応をする時、患者様の尊厳を大切にするという考え方が、回復を促すプロセスにおける1つの技術として存在しているということを直接見ることができました。


偕行会は素晴らしいグループだと思います。

偕行会との協力関係は、バンジャルマシン市にとって最善の選択であると考えます。


2. 偕行会グループとバンジャルマシン市との介護分野での連携について、市長の中で特に印象に残っている取り組みはありますか?


現在の世界的なパンデミックの後には、インドネシアの市民も日本の市民も、世界中の誰もが、「健康がすごく大事」であるという意識が高くなってきたと思います。


現在日本では高齢の方をお世話する介護士のニーズが高いですが、人材が少ないと聞きました。逆に、インドネシアのバンジャルマシン市では毎年約1000人の看護と医療分野の卒業生がいます。


しかし、医療関係の就労場所が少ない為、1000人の中の1割程度しか、そのような場所で働くことが出来ません。では、それ以外の人たちはどこで働けばいいのでしょうか?


この協力のもと、偕行会のニーズ及びバンジャルマシン市州政府のニーズがお互いに合致しています。後は言語の問題を解決しなければなりません。

そのため現在、特定技能候補者がトレーニングセンターで日本語学習、介護技術学習などに取り組んでいます。このプログラムはバンジャルマシン市だけではなく、南カリマンタン州の全ての県にも案内しています。


これは大変大きなチャンスです。

偕行会もバンジャルマシン市も、お互いがお互いを必要としています。

みなさんがよりよく働けることを、確かなものにしたいです。

日本で働く権利を手に入れて、しっかりと責務を果たすことと、

この優れた職業訓練を受けることが出来ることは本当に光栄なことだと思います。


3. バンジャルマシン市が日本に送り出す特定技能外国人に求めるスキルや将来的な成長について、市長の考えをお聞かせください。


私は皆さんの努力に本当に感謝しています。

日本はバンジャルマシン市からすごく遠い国であるにもかかわらず、

彼らは日本で働く意思があり、現在頑張って日本語を勉強しています。


南カリマンタン州の大学は外国語のクラスが多いですが、大抵は英語かアラビア語のクラスです。日本語を勉強できる場は非常に限られており、1,2箇所程度しかありません。

勉強するところが限られているので、皆さんにトレーニングセンターで勉強する機会を無駄にしないでください、と伝えたいです。


熱意を持ち、頑張ってください。努力をすれば、必ずいつか結果につながります。

私たちバンジャルマシン市州政府は皆さんをサポートしています。


日本では、バンジャルマシン市とインドネシアの名誉を守って働いてください。

日本にいる間に、スキルと知識も身につけてください。

日本人の持つ、規律・人々を尊重する姿勢は、私たちが学ばなければならない文化です。


また、インドネシアの文化と日本文化は本当に違っているので、日本の文化や働き方も勉強してください。


しかし、一生懸命働くこと、誠実に働くこと、プロフェッショナルに働くことは、私たちも持っている世界共通の価値観なので、くよくよしたり、劣等感などは感じないで、皆さん平等に職務を果たしていきましょう。


4. 最後に、バンジャルマシン市が日本との連携を含めていく上で、市長さんが偕行会グループに期待することや自身が今取り組みたいことがあればお聞かせください。


私は、この協力関係が継続されることを期待しています。

コロナ禍により少し止ってしまいましたが、コロナ禍が多少治まり、この度再開しました。


この協力は非常に良い機会である為、第1回目の特定技能が日本に出発しましたら、

次の第2回目、第3回目その次も続けられますように願っています。


この機会はバンジャルマシン市にある大学の卒業生の新しい希望になると期待しています。

介護人材だけではなく、医療や他の分野の人材としてもより広い面で働くチャンスにつながることを願っています。


偕行会の皆様に改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

バンジャルマシン市の市民をはじめインドネシアの方々に対する働く機会がより広く、この協力が円滑に進められますように願っています。


                           以上、バンジャルマシン市市長イブヌ・シナ・パンデリ様インタビュー全文


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